どうやって小さな町を拠点に食べていくか。
――この小さな町を拠点にして、これからもフリーランスで食べていけると思いますか。正直言って、僕は不安です。
ギターの技巧や教えるスキルなどの「強み」で勝負したら、たとえばアメリカ人が参入し始めたら太刀打ちできません。あっちはギターが文化として根付いているし、裾野もすごく広いからです。東京にもギターがすごくうまい人がたくさんいる。実際、スカイプを使ってギターのレッスンを提供する人も出始めています。
僕はキャラクターをとがらせて「らしさ」で勝負しなくちゃいけないと思っています。
僕が「らしさ」を一番出せるのが生まれ育った蒲郡です。ギターではなくて「何か」がやりたいという生徒さんが多いので、ギター以外の筋肉がつきますよ。うちはギター教室の格好をした娯楽施設、スナックみたいなものです。
ただし、チームワークが基本の製造業では、個人の「らしさ」は仕事に生かしにくい。清水さんのように楽しく公私混同していきたい人は、愛知県の質実剛健さを息苦しく感じることがあるのだろう。
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