セガサミーがオンラインゲーム強化へM&A スマホ、ソーシャルでも反転攻勢
買収に伴うのれん代が損益にプラスになるかマイナスになるかどうかは未定だが、セガサミーの今2013年3月期予想の経常利益650億円からすると、影響はごく軽微となる公算だ。むしろ、業績に影響が出てくるとしたら来14年3月期以降だろう。
ゲーム反転攻勢のカギはオンラインゲーム
セガサミーでは、パッケージゲームソフト販売などのコンシューマ事業が、売り上げ面ではパチンコ・パチスロなど遊技機事業に次ぐウエイトを持つ。
前12年3月期はパッケージソフト販売が全般に低調に推移したことなどから、コンシューマ事業は大幅赤字に落ち込んだ。ただ、コンシューマ事業では前期末に思い切った在庫処分など合理化を断行したことから、今期の収支は改善の方向にある。
今回買収したTHQ Canadaの持つコンテンツ開発力、蓄積された開発ノウハウを活かし、PC向けオンラインゲーム、スマートフォン向けゲーム、ソーシャルゲームなど、急速に拡大しているオンラインゲーム市場にいかに攻勢を掛けていくか。それが、セガサミーのゲーム事業の行方を左右することになる。
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