鴻海会長「シャープは海外からリストラする」 家電事業の成長可能性にも言及

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6月22日、台湾の鴻海精密工業の郭台銘会長は株主総会で、シャープの海外部門で人員削減を計画していることを明らかにした。都内で3月撮影(2016年 ロイター/YUYA SHINO)

[台北 22日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業<2317.TW>の郭台銘(テリー・ゴウ)会長は22日の株主総会で、シャープ<6753.T>の海外部門で人員削減を計画していることを明らかにした。シャープの持つ付加価値の高い特許や技術を利用した製品の開発を早急に行う意向も示した。

郭会長は、シャープ買収に必要な法的手続きは今月中に完了すると言明。シャープの新経営陣は7月1日付で就任する予定だという。

会長はシャープのリストラ計画について「海外から始める」と述べ、「海外の不適切でコストの高い合弁事業は、多額の営業費用削減のために閉鎖する。これにより、製品の販売価格を下げることができる」と話した。

さらに会長は、シャープの家電事業に成長の可能性があるとの考えを示し、米国の販売チャネル拡張に努め、同国の卸売業者と協議していくと述べた。シャープが以前多くの特許を保有していた半導体事業に関しても、再編に乗り出す考えだという。

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