シャープの命運は銀行に握られた

財務内容から今後のシナリオを探る

パナソニックはシャープとどこが違うのか

シャープと同業であるパナソニックの経営悪化についても、大きな注目を集めています。パナソニックの状況は、シャープと比較するとどのような違いがあるのでしょうか。財務諸表を見てみましょう。パナソニックは米国会計基準を採用していますので、財務諸表の形式が少し違います。

最も注目すべきなのは、損益計算書にある「当期純利益」です。2010年度は740億円と辛うじて黒字を確保していましたが、2011年度はマイナス7721億円と驚くほどの損失を出し、さらに半年後の2012年9月期も6851億円の損失を出しました。

それに伴い、バランスシートにある「その他の剰余金」も急減しています。2010年度は2兆4019億円あったのが、2011年度は1兆4411億円と約1兆円近く落とし、さらに2012年9月末には7434億円まで減少しました。

次ページ貸借対照表も見てみよう
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 地方創生のリアル
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
ニセコ 熱狂リゾートの実像<br>開発に翻弄される小さな北の町

「パウダースノー」を求め、北海道のニセコに殺到する外国人客。その数は住民約2万人の14倍にも及びます。観光ばかりでなく、別荘が建ち不動産投資も活発化しましたが、地価高騰やインフラ整備負担による財政圧迫の問題も出ています。活況と苦悩の両面に迫りました。