シャープの命運は銀行に握られた

財務内容から今後のシナリオを探る

パナソニックはシャープとどこが違うのか

シャープと同業であるパナソニックの経営悪化についても、大きな注目を集めています。パナソニックの状況は、シャープと比較するとどのような違いがあるのでしょうか。財務諸表を見てみましょう。パナソニックは米国会計基準を採用していますので、財務諸表の形式が少し違います。

最も注目すべきなのは、損益計算書にある「当期純利益」です。2010年度は740億円と辛うじて黒字を確保していましたが、2011年度はマイナス7721億円と驚くほどの損失を出し、さらに半年後の2012年9月期も6851億円の損失を出しました。

それに伴い、バランスシートにある「その他の剰余金」も急減しています。2010年度は2兆4019億円あったのが、2011年度は1兆4411億円と約1兆円近く落とし、さらに2012年9月末には7434億円まで減少しました。

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