ヤクルトで大活躍するフィリピン人ゲイ カトリック大国・フィリピンで変革の兆し

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日本では、LGBT学生たちが就活で苦戦

一方、日本に目を向ければ、LGBTにとって異性愛者と同じ価値観で「仕事」を探すことは多かれ少なかれ苦労する事が多い。

そんな中、LGBT支援を表立って表明する数少ない企業の一つが、ゴールドマン・サックスだ。LGBT向けに社内で就活イベントを毎年開催している。開催されるイベントは、LGBTに該当する学生達で毎回満員だ。

「ゲイは優秀」など偏ったイメージもつきがちだが、ゴールドマン・サックスの採用担当者は「私たちはあらゆる多様性を受け入れます。ゴールドマン・サックスでは完全な実力主義であって、差別が一切せずに人材を公平に評価します」と言う。

(日本企業のLGBTへの取り組みはまだまだ遅れている)

あくまで、LGBTを多様な人材の一つとして扱うのは当然のようで、こうした取り組みは他の日本企業では一切なされていない (していても表向きにはしていない)。特に金融業界は「お堅い」イメージが強く、LGBTの学生たちが無意識に避けていたり、挑戦する前から諦めてしまいがちな業種でもあるのだ。

ゴールドマン・サックスはそういうイメージを払拭し、「働きやすい」というイメージを植えたいという。一方で日本の一般企業に対しては「われわれのようにLGBT学生に対する就活イベントを行っている日本会社はいまだに一社もいない」と厳しい見方をしている。

今後もLGBT向けにゴールドマン・サックスはLGBT就活セミナーを継続していくという。

「なぜ、そこまでして就活段階から特定のイベントが必要なのか?」と不思議に思う人もいるかもしれない。ところが、話はそう単純ではない。

次回は、LGBT学生が就職した後に起こす悲劇について話そう。

張 子渓 ジャーナリスト
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