ヤクルトで大活躍するフィリピン人ゲイ カトリック大国・フィリピンで変革の兆し

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「知ってました?蟹にもメスでもオスでもないバカラ(=フィリピン語でおかま)がいるんですよ。しかも、フィリピンではそれが一番おいしくて値段が高いんです」。

先日、取材でフィリピン・マニラを訪れた時のこと。お世話になった日本人駐在員の方と蟹を食べていた時に、ふと聞いた話だ。

LGBT連載を抱える身としては、非常に興味深い話を突然聞いてしまった(ちなみに、LGBTとは?については連載1回目に書いてあるので、ご覧いただければ幸いです)。そもそもLGBTとは無関係で訪れたフィリピンだったが、現地のLGBT事情(蟹も含め…)が気になってしまい、ついついしつこく話を聞いてしまった。

駐在員の方によれば「特にゲイが本当に多くて、個人の感覚では5割ぐらいはゲイなんじゃないかと思うぐらい」というちょっとびっくりな“ハダ感覚”を明かす。

確かにマニラの町を歩けば、ゲイのような雰囲気をもつ方々が日本より圧倒的に多い。「テレビ番組でも、一般の生活でも日本より性について寛容な人が多いですよ」と、10年以上滞在している現地の日本人は言う。当然、職場にもLGBTは沢山いるのだ。

日系企業で才能を発揮するフィリピンゲイ

そんな中、興味津々で話を聞きまわっていたら、素敵なフィリピン人ゲイの方に取材するチャンスがまわってきた。

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