高い「小1の壁」へ"超現実的"に抵抗する方法

仕事ができるママが、なぜここまで大苦戦?

保育園時代、発熱による頻繁な呼び出しや大量の荷物に毎日の送迎、予防接種のスケジュール調整……と慣れない毎日にドタバタし続けてきたのは確かです。でもやっぱり保育園は厚労省管轄、「働く親にかわって保育する場所」というコンセプトが明確で、最大に配慮してもらってきたからこそやってこれたんだなぁと思い知らされます。

それに比べると、当たり前ですが、学校は文科省管轄の「子どもの教育」が主目的の場ですから、両親ともに働いている、ということへの考慮は前提となっていないですよね。新しい両立の難しさを感じるのも当然かもしれません。

なぜか「ママの会」に

実は、私はこの問題、全くクリアできていないんです(笑)。というよりも真っ最中、といった方が正解かもしれません。この春、長女が中学生に、長男が小学生になり、小学生ママを12年もやることになるんだわと改めて気づきました。ふたりとも公立の学校ですが、入学してすぐに、それぞれのPTAや息子の学童保育で活動説明や役員決めが行われ、新しい集団の雰囲気におどおど、きょろきょろしながら、目立たないようにひっそり黙っておりました。

結果的に、学童保育の行事サポート係以外は無役の1年と決定し、次年度以降に何らかの役割を担うことになりそうです。つまり、私もあなたと同じように、「役員、できるイメージがわかない」と思ってきて、敬遠してしまっていたひとり。あなたの気持ち、よくわかります。

改めて思い起こしてみると、私の子どもたちの学校だけかもしれませんが、これまでの保育園や学校の保護者会も、ほとんどが母親の出席だし、PTAの役員も母親ばかり。なぜか会長だけが父親で、ものすごく引いて見てみると、「子どもたちのママの会だけど、ちゃんとした会に見せるために会長くらいはパパで」と決まっているようで、なんとも不思議な組織に感じます。

本来の目的は、学校での教育活動に保護者も参加して、共に子どもたちのためになることを考えていきたいね、という素晴らしい活動なのに、「ママの会」といった印象で捉えられてしまうのはとても、もったいないことです。「ママの会」の認識だからこそ、「専業ママ」と「ワーママ」の変な対立構造みたいなものもできてしまう。

専業ママたちは、「時間があり余っているわけでもないのに、押し付けられてばかり」「働いているママってそんなに偉いの?」と思うでしょうし、ワーキングマザーたちは、「こんな真っ昼間の活動時間に参加できるわけがないじゃない」「なぜいちいち集まらないといけないの?」と思ってしまいます。また、多くのパパたちは「母親が平日の昼間に集まる活動だろう。そっちでうまくやっておいて」と逃げ腰で、まるで他人事です。

私のこれまでの数少ない参加経験からだけですが、参加している人たちも本当は、もっと突っ込んだ意見も持っていると思います。たとえば、「この会議って、どうでもいいことばかり話し合っていて時間のムダ。もっと建設的な議論はできないのかしら?」とか「前年通り、慣例通りに進めるだけなんて、目的に合っているのかなぁ」とか、アホじゃないんだから、みんな、そういった本質的な疑問を感じているように思えるのです。

でも黙っている。面倒な人と思われたくない、大きな人間関係の中で悪目立ちしたくない、なんとかやり過ごそう、今だけ我慢すれば……、と本来の自分ではない顔をして参加してしまうのです。

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