セブン&アイ、井阪氏の社長就任を決議 

取締役会は全会一致

 4月19日、セブン&アイ・ホールディングスは午後に取締役会を開き、井阪隆一セブン―イレブン・ジャパン社長兼最高執行責任者(COO、58)がホールディングス社長に就任する案を決定した。写真は都内で6日撮影(2016年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 19日 ロイター] - セブン&アイ・ホールディングス <3382.T>は19日午後に取締役会を開き、井阪隆一セブン―イレブン・ジャパン社長兼最高執行責任者(COO、58)がホールディングス社長に就任することを決議したと正式に発表した。5月26日の株主総会を経て、新体制が発足する。

3月下旬からの人事をめぐる混乱は収束、新体制の運営に関心が移る。

取締役会は、全会一致で決めた。

鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO、83)と村田紀敏社長兼COO(72)は退任する。広報担当者によると、退任後の処遇については、5月26日までに決めることになる。

これまであった会長、CEO、COOのポストは廃止する。HDの後藤克弘取締役・最高管理責任者(CAO、62)が代表権のある副社長となり、管理部門とオムニチャネル管掌として、井阪氏をサポートする。

セブンイレブン社長には、古屋一樹副社長(66)が5月19日付で昇格するほか、井阪氏は取締役として残る。古屋氏は、HDの取締役に入る。

鈴木氏、村田氏を除く取締役は全員が留任。これまで、取締役会は15人だったが、鈴木氏、村田氏が退任、古屋氏が入ることで、1人減の14人となる。

1978年にセブンイレブンの社長となった鈴木氏。1992年にイトーヨーカ堂の社長、2005年のホールディングス発足時にはHDの会長兼CEOに就任するなど、長年にわたり同グループを率いてきた。今回、会長、CEO、COOという役職をなくしたことが象徴するように、今後の経営体制は「井阪氏と後藤氏の二人三脚」(関係筋)での舵取りとなる。

今回の人事をめぐる混乱について、井阪氏は「全てのステークホルダーに多大なご迷惑とご心配をお掛けしたことをおわび申し上げます」とするコメントを発表。その上で「鈴木会長はわたしたちに、常に変化に対応するアグレッシブな行動力とお客様の利便性や価値を愚直なまでに追求する姿勢を教えてこられた」とし、「グループの成長に大きく関わってきたこれらのファンダメンタルをこれからも大切にし、グループがさらなる成長を果たせるように精進し、まい進していく」と述べた。

 

(清水律子 編集:内田慎一)

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