穐田氏や当時の社外取締役に対し、佐野氏が不満を募らせたのは昨秋のことだった。
佐野氏は2012年、社長職を穐田氏に譲り、海外戦略を促進。だが、結果は厳しく、米国のレシピサイトや、自動販売機で野菜を売る新事業などは、いずれも難航していた(今年2月に減損処理を実施)。
そこで、米国など海外レシピサイトへの追加投資を主張したところ、取締役会で拒否されたことが主因だったとみられる。前社外取締役の岩倉正和弁護士は株主総会で「米国の事業がうまくいかないので資金を融通してほしい、という依頼を経営陣が拒否したのが発端」と明かした。
混迷の中で、社員も立ち上がった
ただ、穐田氏は必ずしも、佐野氏と全面的に対立していたわけではない。3月22日、当時の社外取締役は「総会後の新体制を明らかにしなかった」などとして、佐野氏を執行役から解任。このとき穐田氏は反対票を投じており、佐野氏と協調して総会後の経営に臨む心積もりでいたようだ。
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