スタバ定番｢季節限定フラペチーノ｣の破壊力 赤肉メロンは､どのくらいヒットするか？

まずメロンのオレンジとクリームの白という、くっきりしたコントラストが夏らしく、気分を高揚させてくれる。口にすると、特別に開発された太めのストローを通して果肉が口内に流れ込み、メロンの香りと甘み、舌触りがしっかりと感じられる。次にパンナコッタやクリームベースのフラペチーノの優しい甘みが、メロンのフルーティさを包み込む。だからといって甘すぎるわけではなく、後口はさっぱりしている。

カップの底から、パンナコッタ、メロン果肉、クリームベースのフラペチーノ、ホイップクリームと、4層に積み上げられたゴージャスなドリンクだ

残念なのが、フラペチーノが溶ける暇なく液体部分を飲み干してしまったため、氷部分とホイップクリームが残ってしまったことだ。

ネットに出回る口コミを見ると、フラペチーノ初心者ではこうした失敗はありがちなようだ。列に並び、安くはない630円を払って手に入れるだけに、その味を余すところなく満喫したい。そのためには、ストローで適度に混ぜつつ、フラペチーノが溶けて、他の層と混ざったところを食べるのがおすすめだ。

まるでショーのような商品発表会

4月13日の発売に先立ち、12日には商品発表会も兼ねたイベント「Starbucks Summer Party2016」がグランドハイアット東京（港区六本木）において開催された。

当日、同ホテルの1000平方メートルのグランドボールルームは、メロンとクリームをイメージしたビビッドな色合いで彩られ、マスコミ関係者をはじめ、抽選で招待されたファンによって埋め尽くされた。第一部は、陽気なバックミュージックにのって、鮮やかなオレンジと白のファッションに身を包んだダンサーやモデルが、フラペチーノの製作過程をテーマにしたショーを行った。ダンサーチームはコンテンポラリー、ヒップホップ、クラシックバレエとさまざまなジャンルのダンサーで構成され、新商品のメロン×パンナコッタに見られるような「自由な組み合わせ」を表現した。