4000人の行列をつくった「ビックロ」の船出
9月27日9時45分。新宿駅東口にユニクロとビックカメラが共同運営する「ビックロ」がオープンした。開店を待つ行列が4000人を超えたため、10時に予定していた開店時刻を15分早めた。
ユニクロの柳井正会長兼社長は、「ビックカメラのゴチャゴチャした、繁盛店で勢いのあるところをユニクロにも取り入れた。世界一の立地で、世界一の繁盛店を作る」と、オープン時の会見で意気込みを語った。
家電量販店との併設で、外国人観光客の来店も見込めるなど、相乗効果に期待を寄せる。また、リニューアルオープンとなったビックカメラの宮嶋宏幸社長も、「素晴らしいゴチャゴチャ感を意識し、いろいろ手直しした」と、ビューティー関連売り場を従来の4~5倍に拡大したことなど、女性客の取り込みを意識した改装を行った点を明かした。
ビックロは、ユニクロ店内に掃除機やブルーレイソフトなどの家電商品が販売されているほか、マネキンにデジタルカメラなどの家電を持たせるなど、家電量販店とのコラボ店に特徴がある。ユニクロの柳井会長兼社長は、「家電量販店は日本が誇る大衆文化。今後はニューヨークやパリでも、日本の大衆文化の薫りのある同様の店を作りたい」と、海外展開にも意欲を見せた。
(鈴木 良英 =東洋経済オンライン)
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