いまだ避難生活が続く福島・飯舘村のいま
今回の開催に向けて、三井住友カード、三菱UFJニコスの有力クレジットカード会社2社が資金支援に乗り出したほか、三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが最寄の営業店内でのポスター設置、当日のチラシ配りなどに協力、さらに東武電鉄も柏駅など同電鉄野田線の複数の駅構内にポスター設置の支援に動いている。
そうした支援を背景に、今回の販売会では、飯舘村に伝わる伝統芸能である「奥州宮仲神楽」もそごう柏店頭で演じられる。
東日本大震災による甚大な被害を被った東北各地では、避難措置によって住民が離散したため、伝統芸能の継承が危ぶまれる事態にすらなっている。飯舘村もその例にもれず、村民が県内外にちりぢりに避難した。「奥州宮仲神楽」は震災後、メンバーたちが異なる地域に避難し、日々の生活に追われるなかで、一回も演じられることがなかった。今回、神楽の演じ手が各地の避難先が柏に集まって、久しぶりの熱演となる。同神楽が演じられるのは、29日午前11時、午後2時の2回だ。
■伝統の「奥州宮仲神楽」
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