いまだ避難生活が続く福島・飯舘村のいま

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一方、仮設住宅の女性たちによる手作り製品は、現在、太平洋を渡って、カリフォルニア州の一部地域でも売られている。女性たちの活動に共感した日本人留学生が日系人の方々が開催する盆祭りやファーマーズ・マーケットに出店・販売し、さらには、留学生の活動に共感した日系人の方々が販売に協力したりしてくれている。

 


■「このバックは私を1965年に日本の長崎で私を産んでくれた母への誕生日プレゼントにしたい」(長崎で生まれて1才まで住んでいた女性)

 

 


■ポーチを購入した日系4世の女性は「今でもカリフォルニアから応援してるからがんばってね」

 

また、9月19日には、NECがアジア・太平洋地域の拠点である「NEC Asia Pacific」の創立35周年記念事業の一環として、本拠地のシンガポールで「東北の被災地」を紹介するコーナーを設置し、そのなかで、仮設住宅の女性たちによる手作り製品を展示した。展示コーナーには、シンガポールの女性たちなどが集まって、までい着を試着したり、置物を手にしたり。なかには仮設住宅での活動に熱心に耳を傾けて、「シンガポールでも販売すれば協力する」と申し出る人もいた。

このように、震災発生から1年半が過ぎて、仮設住宅の女性たちの活動に対する支援・協力の輪は国内外で徐々に広がっているが、その一方では、被災地では復興が本格化せず、被災者たちの生活はほとんど改善していない。避難地域から自宅への帰還のメドも立っていない。それにもかかわらず、国内では「震災問題の風化」が指摘されているのも事実だ。

 

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