三井化学が中国・上海で自動車や食品向けのコンパウンド工場を建設へ
三井化学は9月6日、自動車の窓枠や内装材、燃料タンクや食品包装などの用途に使われる、機能性コンパウンドの新工場を中国・上海に建設すると発表した。現地での需要拡大に対応、供給体制を整える。
三井化学は全額出資で現地に新会社「三井化学功能複合塑料(上海)有限公司」を11月に設立。新会社を通じて工場を建設し、14年10月の稼働を目指す。新会社の資本金や投資額などについては公表していない。
新会社は自動車の窓枠や高級車の内装材などに使う熱可塑性エラストマー「ミラストマー」と、自動車用燃料タンクや食品包材用途の接着性ポリオレフィンの「アドマー」をそれぞれ製造・販売する。ミラストマーとしては日本、ドイツに続く3カ国目、アドマーとしては、日本、ドイツ、米国、タイに続く5カ国目の生産拠点となる。
(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら