「インプレッサ」の最新進化は何がスゴいのか スバルの新世代プラットフォームが遂に始動

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

このキャンペーンは、価格競争や他ブランドを叩くといった従来のアメリカにおけるコマーシャル手法とは距離を置いている。具体的には、スバルのユーザー同士が”スバル愛”を共有できる掲示板を作ったり、スバル車への愛情や信頼が伝わるコマーシャルを流したりなど。「走りへの信頼があって、実用性が高く、安全性も高い」という、従来からのスバル車のイメージとあいまって、スバルを愛するファンのコミュニティを作り上げて、カスタマー・ロイヤリティを高め、ブランド力を高めることにまでつながった。

スポーティさが際立つライン。強調されたホイールアーチがAWDを印象付けている

ようやくベールを脱いだ新型インプレッサ4ドア・セダンのエクステリア・デザインは、近年のスポーティ・サルーンの流行であるワイド&ローなスタイリングである。キャビンを絞って、リアエンドへ跳ね上がるラインを強調することで、「インプレッサ」の特徴であるスポーティさを”際立”たせる作戦だ。

また、前後のホイールアーチを強調し、スバルの真骨頂であるAWD(全輪駆動=4輪駆動)を印象付けている。一方で、ヘキサゴン・グリルとホークアイと呼ばれるフロントランプで形作られるフロント・ビューは、顔立ちはひと目で”スバル”とわかる仕上がりだ。

リアコンビネーションランプは水平側にぐっと張り出しており、よりワイドな印象を強調している。キャビンから続くショルダーラインを跳ね上げて、スポーティネスを演出。ホイールアーチを強調することでスバルのセリングポイントであるAWDを表現した。

東京ショーから約半年、いよいよ、アンベール

前夜のプレビューでは、セダンの外観のみがベールを脱いだが、3月23日にニューヨーク・モーターショーの会場で行われたプレスカンファレンスでは5ドア・ハッチバックも同時に発表された。また、インテリアについても公開された。

最大の注目は、第6世代へと進化したグローバルアーキテクチャプラットフォームを採用し、90%以上の部品を変更したFB型2L水平対向直噴エンジンを搭載した点だ。

次ページなによりも重んじたのはプロポーション
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事