共働き世代も重宝する、自動お掃除ロボ「ルンバ」


 スイッチひとつでお掃除いらず--。そんな夢をかなえてくれる自動お掃除ロボット「ルンバ」の売れ行きが好調だ。日本での販売代理店であるセールス・オンデマンド社によると、2008年度の販売台数は前年比4割増の3万3000台。今年度も4割増のペースで売れているという。1台6万~9万円と決して安くはないが、主要購入層は富裕層よりも「30~40代のサラリーマンやOLが中心」(都内の家電量販店)。中でも共働き世帯が、おカネで時間を買う目的で購入しているようだ。

1年前から利用する都内在住の30代夫婦は「おかげで掃除機がけから解放された。はだしで歩いて気持ちいいのがうれしい」と話す。ただロボットが入れない家具の下などは、手でふき掃除を行う必要があるという。

ルンバは02年の発売以来、全世界で累計300万台の販売実績を持つ。販売元の米アイロボット社は、米国防総省向けの爆弾除去ロボットなどの開発で知られる。01年の同時多発テロでは、瓦礫の下敷きになった人たちの探索でも同社のロボットが活躍した。その人工知能技術を応用して開発されたのがルンバだ。

“お掃除ロボ”には廉価の類似品も出ている。競争激化で手頃な価格帯に近づけば、本格的な普及期に突入しそうだ。

(桑原幸作 =週刊東洋経済)

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