エコ製品ブームに乗るか。花王のアタックに「エコ洗剤」登場


 従来、洗剤やシャンプーといった消費財は不況に強いとされてきたが、昨秋以来の不況下では、トイレタリー業界にも「買い控え」や低価格品への乗り換えといった影響が現れている。こうした中で、従来品に環境保護という「付加価値」をプラスすることで、意識の高い消費者へのアピール度は高まることになる。

エコ家電やエコカーの例を見ても、環境対策製品において、使用行程における節電や節水、CO2削減などは大きなアピールポイントの1つになる。そもそも、花王でも生産工程でのCO2削減などには取り組んでおり、現状以上の削減を目指すとなると、使用時で削減する工夫をすることが必至となっていた。

洗濯洗剤市場は、粉末から液体へのシフトは進むんでいるのの、洗浄力などはすでに「行き着くところまで行っている」感もあり、香りなどで差別化するしかない状況だ。こうした中で、驚異的なコンパクトさと、「すすぎを1回減らせる」という商品性のわかりやすさは差別化要因としては大きい。

エコ洗剤といえば、100%生分解する本格的な競合商品もあるが、これらは敷居も価格も高いことが普及のネックとなっている。その点、ネオは「エコ入門者」でも手の取りやすい製品といえそうだ。

(倉沢 美左 =東洋経済オンライン)

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