リオ五輪、地下鉄工事が間に合わない可能性 バスによる代替輸送の検討も
[リオデジャネイロ 22日 ロイター] - ブラジルのリオデジャネイロで8月に開幕する夏季五輪に向けて、五輪公園と市内を結ぶ地下鉄の延伸工事が大会までに間に合わなくなる可能性が出てきた。2人の政府関係者が22日、ロイターに述べた。
この交通手段は観戦客が観光スポットから競泳、バスケットボールやテニスなどが行われる試合会場に行き来するのに必要なもので、リオが南米初の五輪を招致する上で重要公約のひとつとなっていた。
政府関係者は遅れている開発銀行の貸付金が支払われなかった場合、工事が間に合わなくなる危険性を示唆。しかし「状況を好転させる時間はある」とも語った。
ブラジルの地元紙は20日、リオ市長が五輪組織委員会に対して、地下鉄工事が大会までに間に合わない可能性が高いと伝えた電子メールの内容を報道した。しかし州政府は工事の遅れを否定。計画の90パーセントは既に完了し、トンネルにわずか200メートルの工区を残すのみだと強調していた。
リオ政府関係者はロイターに対し、専用レーンでバスを運行する方法が代替案として検討されていると明かした。
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