知的思考力の本質 鈴木光司・竹内薫著
知的思考力の本質とは何だろうか。人気ホラー作家とサイエンスライターの2人の著者が「物事の本質を突き詰め、解決を導く」。そして「考えること」をさまざまな角度から分析する。
考える力は「常識を疑い固定観念の壁を崩す」「仮説・検証・立証の論理的段取りを行う」という、思考の枠組みを持つ哲学と物理学に支えられる。これらの学問は西欧社会の知的土壌の中で、宇宙や物事の本質を見極めようとして発展してきた。日本にはその伝統がなく、教育が「ダイナミックな思考力を阻害する方向に動いてきた」。
新しい思考に踏み出すには、体の崩壊感覚や挫折などの「知的崩壊」が契機となると著者は考えている。
ソフトバンク新書 767円
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