シリコンバレーでリッチになるには


 ハイテクの先端地シリコンバレー。当地もご多分に漏れず厳しい不況で、レイオフの嵐が吹き荒んでいる。とはいえ、世界中があこがれるアメリカンドリームのメッカだけあって、リッチな人々は依然としてリッチである。シリコンバレーでリッチになるにはいったいどうしたらいいのだろうか。
 
 シリコンバレーでリッチになった人々のその要因を大きく分類すると、およそ以下の10つのカテゴリーに分けられる。
 
1)弁護士など、高給の専門職に就く
2)起業して株式公開、あるいは大手企業に売却し、売却益を得る
3)成功する可能性の高いベンチャー企業に、設立間もなく社員として参画し、ストックオプションを得て株が高いときに売る
4)エンジェル、ベンチャー・キャピタリストとして投資し、儲ける
5)株式投資で当てる
6)不動産投資する
7)発明し、特許を取り、その知的財産を売る
8)本を書いて、ベストセラーとなる
9)親の遺産を有効活用する
10)スーパーリッチと結婚する

 身もふたもない要因もあるが、その中で(2)の、起業して株式公開、会社売却で成功したリッチの例を見てみよう。

シリコンバレーのサンノゼ市で起業し株式公開を果たしたテックウェルの代表取締役の小里文宏氏。リコー出身の小里氏はテックウェル設立前にも、CD-ROM技術向け半導体ベンチャー企業、シグマックス社を35歳の時に立ち上げた。シグマックス社は創業約2年後に米企業アダプテックに売却した。

その後、小里氏は97年にテックウェル社を設立、99年に監視用カメラ向けの半導体チップを初出荷、2001年は220万ドルの売り上げを計上した。そこから順調に業績を拡大し、06年にはナスダックに上場を果たした。08年度の売上げは6760万ドルと堅調だ。

政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • 近代日本を創造したリアリスト 大久保利通の正体
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
ウエルシアがイオンと挑む「ドラッグストア飽和」打破の勝算
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
約10年で3000店が消滅、「町の本屋」の切実事情
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
企業同士の取引で「値上げラッシュ」が起きている
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT