公開価格の1.9倍の初値つけ好発進のワイヤレスゲート。公衆無線LANで最大会員数武器に積極展開

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「NTTグループの中では、ドコモも東西もコムも、それから当時はBP(NTTブロードバンドプラットフォーム)も高速無線LANを自社でやっていた。エリアも当時はまだ統一されていなくて、NTTグループの中でエリアを取り合いしている状況だった。そこでNTTグループとしてワンストップサービスを作りませんか、というのが、そもそものビジネスモデルのきっかけ」。NTTドコモ出身の池田社長はそう振り返る。ただ、NTTではMVNOに反対したり、囲い込みをしたいという会社もあったりするなど、思惑の違いから実現できなかった。であれば、独立の通信会社として、NTTともソフトバンクともKDDIともつながる会社をつくろうとしたのだという。

2004年のスタートから複数の通信LANとの連携を始めた。当初の提携先は「無線LAN倶楽部(NTT BP)」と、「みあこネット(京都)」(いずれも現在はサービスを終了、そして、当時の日本テレコムのモバイルポイントの3つ。その集合体を1つのIDで使えるようにして始めたが、09年3月の東海道新幹線内でのサービス提供などで会員数を伸ばし、大手LANサービスのホットスポット(NTTコミュニケーションズ)に対応した10年11月を機に、会員数は一気に膨らんだ。いまや会員数30万人を突破し、WiMAXを含めた契約数で首位に立っている。

勝因は各種キャリア系のサービスを横断的に利用できる仕組みをつくったこと。これは「顧客視点に立てば当たり前のこと」と池田社長は訴える。「ノートPCやスマホをもっている場合、技術はWi−Fiという世界共通のものを使っているので、つながりはするけれど、こっちのエリアで使えても、あっちのエリアに行ったら使えないという不便な状況が起きていた。それはキャリアとしても望ましくないことはわかっていた。ただ、それを横連携することは難しかった」ともいう。そこに同社が営業代行会社になることで、参入するチャンスがあったのだ。

今では、BBモバイルポイントとライブドアワイヤレスの組み合わせ(月額380円)と、これにホットスポットも加えたプラン(月額780円)の2つが、ワイヤレスゲートの主力となっている。

 


池田武弘社長

 

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