テルモがソニーに対抗してオリンパスに経営統合提案。新興国市場の深耕による相乗効果に期待か


 
 テルモは併せてオリンパスに対する500億円の出資を提案。12年3月期末時点で、テルモはオリンパス株558万1000株(持ち株比率約2.1%)を保有している。同社株の26日終値1400円で追加購入したとすると、保有株は合計で4129万株あまりに増える計算だ。持ち株比率は15%強にハネ上がり、一気に筆頭株主へ踊り出ることになる。

気になるのは資金調達の問題だ。テルモは11年4月、輸血関連事業を手掛ける米社を2000億円超で買収。手元資金に加えて借り入れで買収資金を賄ったことにより、自己資本比率は11年3月期の79.8%から12年3月期には50.9%まで低下した。

オリンパスにはソニーも資本業務提携を提案しているということもあり、テルモの提案を受け入れるかどうかは流動的だ。ただ、仮に統合が実現したとしても、オリンパスとの相乗効果による利益拡大で、出資負担をどこまで軽減できるかが課題になりそうだ。

(松崎 泰弘 =東洋経済オンライン)

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