栄光ゼミナールvs.進学会の舌戦

Z会の翻意が火に油

Z会の翻意が火に油、栄光ゼミナールvs.進学会の舌戦

学習塾大手の栄光ホールディングスと、同業で筆頭株主の進学会との対立が深刻化している。

4月27日、進学会と栄光の第2位株主である増進会出版社(Z会)は、両社から役員2人ずつを栄光に派遣する共同株主提案を行った。進学会は栄光株29・9%、Z会は28・0%を保有しており、栄光も5月15日に賛同すると発表していた。

ところが6月6日、栄光は一転して進学会からの役員受け入れに反対し、一方的に資本業務提携の解消を発表。後日、Z会も栄光の支持に回り共同での提案を撤回した。これに進学会が猛反発。6月27日の栄光の株主総会で提案が否決されると「議決に疑義がある。栄光に議決権行使書の閲覧を請求する」(平井睦雄進学会会長)と表明した。

栄光が翻意した理由の一つとして、「進学会から利益供与とも受け取れる言動が複数回にわたってなされた」と主張する。利益供与とは栄光株の含み損の補填を指すという。

売上高約70億円の進学会が売上高約400億円の栄光株を持つことになったのは、栄光の近藤好紀社長の申し出によるものだ。2010年9月、栄光の創業者である北山雅史氏が自らの借り入れ返済のために、「佐鳴予備校」を運営するさなるに栄光株を売却。栄光は支配権を握ろうとするさなるに抵抗し、進学会に支援を要請。それに応えて、進学会は11年3月にさなるから株式を取得した。

その当時の株価が425円のところ、1株650円で買っている。足元の株価は480円前後だが、含み損は10億円超に上り、「含み損解消のための誠意を見せろと言われた」(近藤社長)。これに対し、進学会は「もともと含み損覚悟で引き受けた」と反発。栄光の近藤社長が、年収が7200万円あるにもかかわらず、両社の面談のたびに役員報酬の引き上げに同意するよう要求したことに触れ、「報酬の話ばかりしないで誠意を見せて欲しいと言った」(平井会長)とかみ合わない。

 

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