「うちの子はガミガミ言わないと勉強しない」は本当? 東大合格者の親が言っていた「勉強しなさい」に代わる言葉

✎ 1〜 ✎ 236 ✎ 237 ✎ 238 ✎ 239
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

さて、そんな中で僕個人の感情を正直に言うと、「命令」ではなく「質問」のほうがむしろ怖いのではないか、と思っています。

ゲームばかりしていた僕に、母が言ったこと

この連載の一覧はこちら

というのも、自分自身にも少し似た経験があるからです。僕が勉強もせず、ゲームばかりしていたときのこと。ふと、「こんなにゲームばっかりやってていいのかな」と口にしたことがありました。すると母親は、「さあ?」とだけ返してきたんです。

これが、妙に怖かった。

「ゲームなんてやめて勉強しなさい」と怒られたほうが、ある意味では楽だったかもしれません。怒られれば、「言われたからやる」という形にできます。責任の一部を親に預けられるからです。でも、「さあ?」と言われると、急に自分で考えなければいけなくなる。「で、君はどうするの?」と突き返されたような感覚になるんです。

命令されることよりも、自分の意思に向き合わされることのほうが、実はずっと重い。東大生の親がやっているのは、ただ優しく見守ることではなく、子どもに“自分で考える責任”を持たせる関わり方なのかもしれません。

だから、「東大生の親は『勉強しなさい』と言わない」という話を、そのまま「何も言わないのが正解」と受け取るのは少し違う気がします。大事なのは、命令しないことそのものではなく、子どもが自分で考えるような問いかけをしていることなのではないでしょうか。

東大生の家庭での声かけについては、まだまだいろいろなパターンがあるはずです。今後も、「東大生の親はどんなふうに子どもに接しているのか」という点は、引き続き検証していきたいと思います。

受験勉強や、子どもへの教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。
西岡 壱誠 ドラゴン桜2編集担当

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事