「売上ゼロ」でも来期5億円と断言…24歳のサイバーエージェント藤田晋が事業を急成長させた"ハッタリ発言"の凄み
また、会社を始めて3カ月目、社員ゼロ(取締役のみ)、事業内容すら固まっていない時期に、私は会社のホームページに「2年後をメドに上場します!」と高らかに宣言していました。「起業するからには上場を目指すのは当たり前。それも、早ければ早いほどいい」と思っていたのです(その決意通り、創業2年後、私が26歳のときに弊社は東証マザーズに上場を果たしました)。
フジテレビの隣に『フジタテレビ』の野望
実際、私は大口を叩くだけでなく、誰よりもよく働きました。創業時、私は「週110時間労働」を自分に課しました。平日は9時から深夜2時まで、土日は12時間くらい働けば達成できます。もちろん、始めたばかりの会社でそんな時間を充てるほどの仕事はありません。スキマ時間さえあれば、見込み客リストを作ったり、新規事業プランコンテストをやったり、先端技術や経理の勉強をしました。
そうしたことを積み重ねているうちに、実際に業績が伸び、新規事業が生まれ、忙しくなっていきました。要は、私は言葉の力を借りることで自分にプレッシャーをかけ、周りの人を巻き込み、会社を飛躍的に成長させることができたのです。
創業間もない98年の春のこと。私は彼女を愛車ジープ・チェロキーに乗せて、お台場に久しぶりのデートに向かったことがあります。私は彼女にこう告げました。
「俺は、あのフジテレビの隣に、もっとでかい『フジタテレビ』を創る」
「ダサーい!」
私の言葉に、彼女は笑ってくれました。もちろん冗談だと思われていたでしょう。でも、私は本気でした。それから18年後の2016年4月、弊社は実際に「AbemaTV」(現ABEMA)というインターネット放送局を開局することになります。もっとも、フジテレビの隣ではないですし、テレビ朝日との合弁事業ではあるのですが……。
このように私が次々と目標を実現し続けられたのは、言霊のおかげという気がしています。
私に限らず、若くして成功している人には、同じ傾向が見られます。
たとえば、ソフトバンクの孫正義さんは、福岡で事業を始めたとき、ミカン箱の上に乗って、2人の社員に対して「自分はこの会社を豆腐屋みたいに1丁(兆)、2丁(兆)と数えられるくらいに儲かる会社にする」と演説したという有名なエピソードがあります。その話を聞いた社員は、2人とも1週間で辞めてしまったそうですが、その後、孫さんは実際に1兆、2兆どころか、時価総額(その会社を丸ごと買える金額)が20兆円超の会社を創りました。そんな逸話は枚挙にいとまがありません。
仕事で難題が降りかかってきたとき、「できません」と返したら、そこでおしまい。「できるかどうか、わかりません」という答えでも、その仕事を任されることはないでしょう。「できます」と言うことで自分を追い込み、プレッシャーをかけるのです。
そうすれば自動的に最大限のパフォーマンスが生まれ、不可能を可能に転じることもできます。最終的にその仕事をやってのければ、「実績」となって信用が生まれ、さらに大きなことに挑戦できる機会が訪れるでしょう。
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