まさに息もぴったりにお互いを紹介しあった2人の候補者。演説後には、写真撮影を希望する支持者が列を作った。
このときの演説会場に集まった聴衆は200人ほどで、平日の昼間としては少なくない数といえた。それでも、24年の衆院選で東京29区から出馬した岡本氏が日暮里駅前で石破茂首相(当時)を迎えて行った演説会に集まった支持者の数千人とは比べるべくもない。要人警備のみならず交通整理のために、多数の警官が出動されたほどだった。
だが、「それに比べて今回は勢いがない」と評することはできない。中道改革連合が政治団体として総務省に届け出られたのは1月16日で、まだ2週間ほどしか経っていないからだ。
「中道苦戦」の世論調査の信憑性
はたして、新党結党の効果はあるのか――。報道各社が1月27~28日に行った衆議院選挙序盤の調査が注目された。NNN(日本ニュースネットワーク)と読売新聞の情勢調査では「自民党は単独過半数」で「中道伸び悩み」と報道。とりわけ中間結果の「自民党は260前後」「中道は110前後」という数字が衝撃を与えた。
さらに日本経済新聞は「自民党は単独過半数を上回る勢い」で「中道は公示前の167議席を下回る可能性」と伝え、共同通信の調査でも「自民党と維新を合わせて過半数をうかがう」「中道は伸び悩み」と自民党の善戦ぶりが見て取れた。
これにうち震えたのが中道陣営だ。なかでも、かつて「民主王国」といわれた地域は驚愕した。
例えば、北海道9区で5度目の当選を目指す中道の山岡達丸氏は、前回の衆院選で4万票以上の差をつけて、自民党の新人候補だった松下英樹氏を下している。「しかし地元紙の予想では、かなり接戦となりそうだ」と中道関係者はおののく。しかも前回の衆院選に出馬した共産党の立野広志氏に加え、参政党の菅野望帆氏が出馬している。参政党が一定の保守票を自民党から剥がしてくれるはずだった。
せっかく立憲民主党と公明党が中道改革連合を作ったのに、これでは新党を結成した意味はないのではないか――。だが、ある報道関係者は次のように解説する。


















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