TVを見ながら調べ、冷蔵庫が献立を考える—— AI+家電で、家の中でのスマホの役割を変えようとしているサムスン

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
Vision AI Companion
リモコンがTVをAIアシスタントに変える「Vision AI Companion」(筆者撮影)
この記事の画像を見る(6枚)

毎年1月、アメリカ・ラスベガスで世界最大規模のITイベント「CES」が開催される。世界各国から大手家電メーカーが出展を行い、基調講演では最新の製品展開戦略が語られる。

「家電のスマート化とは」サムスン電子の回答

2026年のCESでサムスン電子は会場には出展せずに付近の豪華ホテルに独自のブースを展開した。そこでは「家電製品にAIを融合させ生活のAIアシスタントにする」という大胆な戦略が発表されたのだ。26年以降に販売される同社の家電はリモコン内蔵のマイクや家電内蔵のカメラを使ったAI機能が充実し、スマートフォンがなくとも様々な情報を入手できる「情報家電」へと大きく進化する。

サムスン電子は1月4日にラスベガスのウィンホテル(Wynn Hotel)で基調講演を行った。基調講演のタイトルは「The First Look 2026」。26年最初に見せる、まったく新しい世界という意味合いだ。講演のテーマは「Your Companion to AI Living」すなわち「AI生活のコンパニオン」。サムスン電子の新しい家電が、AI利用が当たり前となる日々の生活のコンパニオンになるという未来の姿を見せた。

家じゅうのあらゆる家電がスマートフォンからコントロールできるという、スマートホーム、スマート家電の開発は各家電メーカーが力を入れて行っている。だが実際に自分の生活を振り返ってみると、外出先から自宅内の家電の操作をすべて自在に行っているという人はほぼいないだろう。

そもそも家電のスマート化とは何を意味するのだろうか。帰宅した際にお風呂が沸いているとか、外出中にロボット掃除機が自動で部屋をきれいにしてくれるなど、これらは家電を操作することを目的として行うのではない。人々は自分の生活をスマートに、そして便利にしたいだけなのだ。ではスマートで便利な生活とはどんな姿なのだろうか。サムスン電子が「The First Look 2026」で見せたスマート家電はまさにその回答といえるものだった。

家電をAIデバイスに進化させる
家電をAIデバイスに進化させる(筆者撮影)
次ページTVそのものがスマートフォンの代わりに
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事