「欧米に留学したいけど高すぎる…」→値段だけじゃない、日本人が《マレーシア》を目指す"納得の理由" 現地で見えた「コスパ留学」の正体とは

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次に、現地での落第率の低下です。「マレーシアの大学は入学のハードルが低い一方でドロップアウト(退学)率が非常に高いのが現実です。世界的なデータを見ても、IELTS 5.5以上の英語力とアカデミックスキルを備えてから進学することで、落第のリスクを抑えることができます」。

海外で一定期間、語学学校に通い、その後現地でファンデーション課程を修了する従来のルートに比べ、日本国内でこの課程を完結させることは、生活費の節約だけでなく、卒業(学位取得)というゴールに到達するための、合理的なリスク管理と言えるでしょう。

各大学を回り、改めて感じたのはマレーシア留学の費用対効果です。各校の授業料を整理すると、以下のようになります(1リンギット=34円換算)。

• ノッティンガム大学マレーシア校 年間授業料の目安:約130万〜180万円 (RM3万8000〜5万3000)
• UOW Malaysia 年間授業料の目安:約110万〜150万円 (RM3万2000〜4万5000)
• サンウェイ大学 年間授業料の目安:約115万〜140万円 (RM3万4000〜4万1000)
• 筑波大学マレーシア校 年間授業料の目安:約130万円 (RM3万8000+tax)

アメリカの州立大学が年間400万円を超え、円安の影響で生活費を含めた総額が1,000万円に迫るケースもある中、マレーシアは日本の私立大学とほぼ同等の学費で、世界標準の英語教育を享受できます。

何より、日本の大学(4年制)よりも1年早く、最短3年で海外学位を取得してグローバル社会に出られるメリットは、変化の激しい現代においてアドバンテージとなりそうです。

マレーシアは生存戦略の拠点になる

北米や欧州へのハードルが上がる中、国を挙げて留学生を歓迎し、英語で世界標準の教育を提供し続けるマレーシアの姿勢は、私たち日本人に新たな選択肢を提示しています。それはアジアの成長のど真ん中に飛び込み、世界標準の学位と多文化対応能力を賢く手に入れる選択肢です。

もはやマレーシア留学は、知る人ぞ知る裏技ではありません。

クアラルンプールの郊外に広がるモダンなキャンパス群と、そこで学ぶ多国籍な若者たちの輝く瞳。それを見た今、私はこう思います。

マレーシア大学留学は、予測不能な未来を生き抜く力を手に入れるための、きわめて現実的かつ強力な「生存戦略」なのです。

大川 彰一 留学ソムリエ 代表取締役

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おおかわ しょういち / Shoichi Okawa

海外留学協議会(JAOS)事務局長、情報経営イノベーション専門職大学客員教授。1970年京都市生まれ。セールス&マーケティングに約10年間携わり、カナダに渡航。帰国後、留学カウンセラーとして4年間で約1000名以上の留学やワーキングホリデーに関わる。その後、米国の教育系NPOのアジア統括ディレクターとして約6年間、グローバル人材育成に尽力。海外インターンシップを大学の単位認定科目としての導入に成功、東北復興プロジェクト、アジアの国際協力プログラム開発にも携わる。現在は「留学ソムリエ®︎」として国際教育事業コンサルティングや留学の情報を発信。留学ソムリエの詳細はHPFacebookから。著書に『オトナ留学のススメ』(辰巳出版)。

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