「好きになった人を殺害」「元交際相手をストーキング」 茨城・ネイリスト殺人、北海道・壁の中に遺体…男女関係のもつれで"一線を越える人"の背景

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

たとえば、芸能人の不祥事が報じられたとき、あるいは冒頭のような残忍な事件が報じられたとき、日常会話でもネット上のコメントでも、「殺されてもおかしくない」「死んで詫びるしかない」などと言う人が少なくありません。

日ごろ第三者としてそれらのコメントを見聞きしていることも含め、人の死に関する感覚が思っている以上に鈍くなっているのではないでしょうか。

男女関係のもつれによる殺人事件は、日ごろから「殺すぞ!」とツッコミを入れたり、「死んでしまえ」とネット上に書いたり。それらを多くの人々が目にする社会の危うさと無関係ではないように感じるのです。

できるだけリスクの少ない別れ方

ではそんな社会で生きる私たちは、男女関係のもつれによるトラブルに直面したとき、最悪のケースを招かないために、どのような対処をしていけばいいのか。以下、これまで相談者さんにアドバイスしてきたことを中心にあげていきます。

まず心構えとして必要なのは、交際したのであれば期間の長さを問わず、別れる際はしっかり向き合って自分の気持ちを伝えるなど、安易に逃げようとしないこと。

また、交際に至らなくても、「相手の誘いに乗って何度かデートした」「相手に気を持たせるような言動をした」という人も、「これくらいで逃げ切ろう」などと甘く見ないほうがいいでしょう。

ベースになるのは「どんな形であれ、自分だけでなく相手の時間やお金なども費やしたことは間違いないので、それに向き合う多少の責任がある」という考え方。もう会えないことをはっきりと伝え、相手の言い分もしっかり聞いて感情を吐き出させておくというスタンスがベターです。

逆に怖いのは、「自分の前で感情を吐き出させず、自分のいないところで怒りなどのネガティブな感情を募らせていく」というケース。

何度も付き合う必要はないものの、相手が危険な状態でない限り、メールやLINEで一方的かつ簡単に告げるのではなく、目の前で相手に語り、相手にも語らせるほうがリスクは少ないでしょう。

次ページリスクを軽視した対応は避けたい
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事