「好きになった人を殺害」「元交際相手をストーキング」 茨城・ネイリスト殺人、北海道・壁の中に遺体…男女関係のもつれで"一線を越える人"の背景

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実際、交際解消後にストーカー化したケースでは、過剰な連絡からはじまり、家や職場での待ち伏せ、外出先へのつきまとい、SNSでの暴言、嘘の噂を吹聴。さらに、家族になりすまして近づく、郵便物やゴミをあさるなどの行為に至るケースもあります。

行為がここまでエスカレートすると、「後戻りできない」「目的のためなら何でもやる」という思考回路に陥り、「相手を殺すしかない」という最悪の結果につながりかねません。

「加害者心理」を理解することは不可能

次に、交際中に深刻なDVに至ったケースでは、行動や服装などの干渉・限定、プライベートの独占からはじまり、過度な連絡要求、相手スマホのチェック、GPSでの行動管理。また、これらが少しでも不十分とみなされると、機嫌を損ね、暴力的な言動に至ることがあります。

相談者さんの中にも「これはあなたへの愛情だから」「相手が悪いからこれくらいは当然」などと理由をつけて暴力をふるわれたという人が複数いました。

そのため感情がたかぶる前の少しでも早い段階で対処することが重要。特に「自己中心的」「自己肯定感が低い」「思い込みが激しい」「依存心や他責思考が強い」「打たれ弱い」などの男女関係がもつれやすいタイプは早い段階でネガティブな感情を軽減させておきたいところです。

ただ当事者自身、自らの心理状態が理解できていないだけに、それを相手が理解することも不可能でしょう。特に事件化するケースの加害者は、「相手だけでなく自分や家族の人生もどうなってもいい」という自暴自棄や「とにかく相手を痛めつけたい」という残忍さなど、理解不能な感情が増幅されるケースが目立ちます。

ましてや、このような加害者に被害者の気持ちを理解してもらうことは困難であり、傷つけられ、命をおびやかされる前に、複数の対処方法を実行すべきです(後述します)。

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