週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ #商業施設で変わった街

以前は「ちょっと怖い街」というイメージだったが…今や若者・家族連れで大賑わい!「川崎」のイメージを変えた施設の"正体"

6分で読める
  • 坪川 うた ショッピングセンター研究家・ライター
2/4 PAGES

広場を囲むオープンモール(屋外型)と、エンクローズドモール(屋内型)で構成され、屋内にも若者向けのファッション、コスメ、雑貨のテナントが軒を連ねている。都心の駅にあるファッションビルのような雰囲気だ。

「ラゾーナ川崎プラザ」2階のフロアガイド(「ラゾーナ川崎プラザ」公式サイト)

そこから一つ上の3階へのぼると、アカチャンホンポをはじめとするベビー・キッズ向けのテナントやLoft、ビックカメラ、比較的手頃なファッション、雑貨テナントがそろう。子どものはしゃぐ声や泣き声が響き、ベビーカーを押す人がたくさん行き交う。今度はまるで、郊外の大型モールに来たような感覚になる。

4階は飲食店ゾーンだ。家族連れや若者を中心に賑わっている。待ち列が作られている店舗も多く、飲食需要の高さがうかがえる。5階はシネマやスポーツクラブのほか、自由に座れるベンチとテーブルが置かれており、佇む人の姿が見られる。

「ラゾーナ川崎プラザ」には若者向けの高感度なテナントもあれば、ファミリー向けのテナントもある。首都圏有数のターミナル駅前に立地しながら、約2000台の駐車場も備えている。

ターミナル駅前でありながら巨大な駐車場を有している。川崎、横浜ナンバーの車に次いで品川ナンバーの車が多い(筆者撮影)

駅前ファッションビルのような側面と郊外大型モールのような側面を併せ持つ、ハイブリッド型の商業施設になっているのだ。

平日のデイリーユース需要の取り込みに成功

「ラゾーナ川崎プラザ」は平日でも多数の人で賑わっているが、なかでも活気を感じるのが1階だ。

スーパーのSANWA、ホームセンターのユニディ、ダイソー、無印良品、ユニクロ、丸善など、日常利用に便利なテナントが凝縮している。惣菜、精肉、鮮魚、スイーツのショーケースが並ぶ「グラン・フード」と名付けられた食物販ゾーンもあり、デパ地下的な顔も持つ。

「ダイニング・セレクション」というフードコートも、子ども連れや若者で賑わっている。子ども向けの背の低い椅子とテーブルが並ぶゾーンも完備。このような子ども連れへの配慮は、三井不動産の大型モールではデフォルトだ。

次ページが続きます:
【JR川崎駅東口にも商業施設が集積】

3/4 PAGES
4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象