【26年の冬ドラマ初回視聴率TOP10】に抱く「豊作の予感」。必見の"王道2作"&ランク外でも要チェックの"とがった作品"をご紹介

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

『探偵さん、リュック開いてますよ』は、松田龍平の十八番である探偵役をマニアが楽しむためのドラマのように思えるが、その独特な空気感には不思議な引力がある。

田舎の温泉街を舞台に、探偵兼発明家(松田龍平)に舞い込むちょっと奇妙な依頼を、奇想天外な方法で解決するという、ゆるくて笑えて、少し泣けるヒューマンドラマ。観終わったあとには、ちょっとだけ心が温まる。

本作の松田龍平のバディは、人気動画配信者役の片山友希。探偵ドラマの傑作『探偵はBARにいる』の大泉洋とのコンビとは正反対のゆるふわ2人組だが、これはこれで味がありすぎておもしろい。松田龍平ファンにとって新たなマスターピースになるかもしれない。

『冬のなんかさ、春のなんかね』は、第1話がSNSをざわつかせてXのトレンド入りし、ネットニュースの多くで称賛された、淡々とした日常が映される会話劇ドラマ。その空気感は静かな単館系映画そのもの。公式サイトでは、“普段着の恋の物語”とうたっている。

登場人物たちのどこにでもありそうな普通の会話から、その行間や心の機微を感じ取って、視聴者それぞれが何を思うか。それぞれの日常をどう振り返るか。そんなことを投げかけるドラマは、ラブストーリー好きの層にハマるのかもしれない。前述のサスペンス系を楽しむ層には退屈に感じそうだが、ネットニュースもSNSもおおむね好評だ。

主な冬ドラマの初回視聴率TOP10

冬ドラマの初回視聴率ランキングTOP10

主な冬ドラマの初回視聴率ランキングTOP10は粒ぞろいの結果となった。

定番の刑事ものや医療もの、保険調査員や国税局資料調査課、刑務官など特定の職種をフィーチャーするドラマ、未来からのタイムリープ系など、それぞれ設定とストーリーに新規性を追求するドラマが揃っている。

すでに話題になるドラマとそうでないドラマで分かれはじめている印象だ。ただ、ランク外には、前述したようなとがった注目作品がひしめいており、2話以降の展開でTOP10の顔ぶれも変わっていくかもしれない。

まだスタートしたばかりだが、今期はジャンルも作風もバラエティに富み、それぞれに力作がある充実したクールになりそうだ。前期に続いて、世の中的な話題になるドラマが飛び出してくることが期待される。

【もっと読む】大河ドラマ『豊臣兄弟!』が早くも"傑作を予感"させる理由 初回視聴率は『べらぼう』超え、「大河ブーム」を巻き起こせるか では、1月4日にスタートしたNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』について、ライターの武井保之氏が詳細に解説している。
武井 保之 ライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

たけい・やすゆき / Yasuyuki Takei

日本およびハリウッドの映画シーン、動画配信サービスの動向など映像メディアとコンテンツのトレンドを主に執筆。エンタテインメントビジネスのほか、映画、テレビドラマ、バラエティ、お笑い、音楽などに関するスタッフ、演者への取材・執筆も行う。韓国ドラマ・映画・K-POPなど韓国コンテンツにも注目している。音楽ビジネス週刊誌、芸能ニュースWEBメディア、米映画専門紙日本版WEBメディア、通信ネットワーク系専門誌などの編集者を経て、フリーランスとして活動中。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事