【26年の冬ドラマ初回視聴率TOP10】に抱く「豊作の予感」。必見の"王道2作"&ランク外でも要チェックの"とがった作品"をご紹介
主演は竹内涼真。前期は『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(TBS系)のモラハラ好青年・勝男役でバズを巻き起こした竹内が、今期は過去に苦しむ刑事役で再び注目されそうだ。
『ラムネモンキー』は、稀代のヒットメーカー・古沢良太氏のオリジナル脚本のヒューマンミステリーだが、コメディ要素もあふれる。物語は、51歳になった中学時代の同級生男子3人組が主人公。三者三様に人生に行き詰まりを感じながら生きてきたなか、かつて過ごした町で人骨が発見され、久々に再会した3人は、過去の女性教師の失踪事件の記憶がよみがえる。
主人公3人を演じるのは、反町隆史、大森南朋、津田健次郎。顔を合わせると幼さがよみがえる、おじさん仲良し3人組の微笑ましい姿には、懐かしさと郷愁がある。笑って泣けて心温まる複雑な感情に襲われる不思議なドラマだ。
この2作が今期飛び抜けておもしろくなりそうな予感。先が読めない展開に引きつけられる巧みなストーリーと役者の芝居で、第1話から視聴者の心をつかんだ。
会話劇と空気感を楽しむ独特な作風の3作
会話劇系のドラマでは、筆者は3作に注目している。
ワンシチュエーションの舞台のような演出の『嘘が嘘で嘘は嘘だ』(フジテレビ系)、探偵を演じさせれば右に出るものはいない松田龍平が同役を演じる独特な空気感の『探偵さん、リュック開いてますよ』(テレビ朝日系)、ミニシアター全盛期の単館系映画のような肌触りの『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系)だ。
『嘘が嘘で嘘は嘘だ』は、とある小さな居酒屋を舞台に、夫の不倫で離婚した夫婦(錦戸亮と菊地凛子)、自称イケメン結婚詐欺師(塩野瑛久)、頭から血を流して現れた自称刑事(竹原ピストル)の怪しい4人が繰り広げる会話劇。
4人それぞれが平然と嘘をつき、それがバレてツッコまれたり、流されたりするなか、たまにいいことも言う。会話があちこちにポンポン飛びながらテンポよく進んでいく。そんな彼ら全員が、内に何かを抱えている。それがじわじわと形になっていくのだろう。
まるで舞台の客席にいるような感覚に陥る、少人数の舞台そのものの演出の会話劇。気づけばドラマに引き込まれていた。


















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