女性の悩み「下腹部の違和感」悪化させる"NG行動"――出産や加齢でダメージ"骨盤底筋"の機能低下を防ぐ"4つの方法"と"体操"を医師が解説

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複数の研究をまとめたレビュー論文では、骨盤底筋体操を行った女性は、行わなかった女性に比べて症状が改善しやすいことが示されています。

一方で、研究ごとに体操の方法や回数には違いがあり、どのやり方がより効果的かについては、まだはっきりしていません(上で紹介したものは基本的なやり方となります)。

受診のタイミングと検査・治療

骨盤臓器脱は命に関わるものではありませんが、症状が進むと、日常生活の負担が大きくなることがあります。

まずは本稿で紹介したセルフケアを試してみてください。それでも違和感が続く場合や、生活に支障を感じるようであれば、我慢せずに婦人科で相談してみましょう。

最後に、骨盤臓器脱の検査と治療について少しだけ説明しましょう。

検査は問診と内診が中心で、多くの場合、特別な機械や痛みを伴う検査は必要ありません。腟の中や外から臓器の下がり具合を確認し、必要に応じて排尿や排便の状態も確認します。

治療は、症状の程度や生活への影響に応じて決まってきます。

軽い場合は、セルフケアや骨盤底筋体操を続けながら経過を見ることがほとんどです。

一方、日常生活に支障が出るほど症状が強い場合には、ペッサリーという器具を腟に入れて、臓器を内側から支える方法や、状態や希望に応じて手術が行われることもあります。

骨盤臓器脱にはいくつかの治療の選択肢があり、症状やライフスタイルに合わせて相談しながら決めることができます。気になる違和感がある場合は、「相談だけ」でも構いませんので、婦人科を受診してみてください。

鈴木 陽介 産婦人科医

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すずき ようすけ / Yosuke Suzuki

千葉県出身 産婦人科専門医/がん治療認定医/日本性感染症学会認定医 東京大学医学部医学科卒 筑波大学インクルーシブ・リーダーズ・カレッジ修了 NPO法人医療ガバナンス研究所研究員

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