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「ヨーグルト腸活」はもう古い!?…10万人の腸を診た専門医が警告する「乳酸菌の摂り方」の残念な真実

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  • 平島 徹朗 日本消化器内視鏡学会専門医、日本消化器病学会専門医、日本抗加齢学会専門医
  • 秋山 祖久 医学博士、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医
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美肌を保ちたい現代人にとって、日光浴だけで十分な量を確保するのは、もはや非現実的です。

そこで、必要な摂取量の目安となるのが、「ビタミンD4000IU(100ug)」です。これもまた食事だけで摂ろうとすると、毎日サバ缶を約9缶食べ続けなければなりません。250パックのヨーグルトに比べれば少なく感じますが、毎日の食事にするのは現実的ではないでしょう。

食事だけでは絶対に到達できない量の援軍は、質の良いサプリメントで腸内に送り込むのがベストです。

これこそが、現代人にとって最も合理的で、最も効果的な健康戦略だと考えています。

この5つの食事法で乳酸菌が働きやすい環境を作る!?

最後に、体内に摂り入れた乳酸菌たちが働きやすい環境を作り、もともと住んでいる善玉菌を元気にするための5つの食事法を紹介しておきます。

1、水溶性食物繊維を摂る(海藻、きのこ、オクラなど)

水溶性食物繊維は、腸にもともと住んでいる善玉菌たちの最高のご馳走になります。常在菌が元気で強ければ、摂取した乳酸菌も最大限に効果を発揮してくれます。

2、発酵食品を複数組み合わせる(納豆、味噌、漬物など)

ヨーグルトだけを食べていても、同じ種類の乳酸菌やビフィズス菌だけを送り込むようなものです。納豆菌、麹菌、植物性の乳酸菌など、多様な菌を摂ることで、腸内の善玉菌の種類が多くなり、腸内フローラの多様性が豊かになっていきます。

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3、オリゴ糖を活用する(玉ねぎ、ごぼう、きな粉など)

オリゴ糖は、善玉菌のエサになります。特に大腸に住むビフィズス菌の大好物として知られ、小腸で働く乳酸菌だけでなく、大腸のビフィズス菌にもエサを届けることで、腸全体の環境をバランス良く整えることができます。

4、ポリフェノールを摂る(ベリー類、緑茶、高カカオチョコレート)

ポリフェノールは、抗酸化作用で腸の“サビ”を防ぐだけでなく、善玉菌のエサになり、一部の悪玉菌の増殖を抑えてくれます。善玉菌を応援しながら、悪玉菌の邪魔もしてくれるので頼りになる栄養素です。

5、良質なタンパク質を摂る(魚、卵、豆腐など)

腸内細菌が住む「粘膜層」とそのベースとなる「腸壁」は、タンパク質から作られています。基礎をしっかり固めることが大切です。

説明してきたようにヨーグルトだけで腸活を完結させるのはむずかしいです。でも、食事こそが腸内環境の絶対的な土台となることは間違いありません。

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