ユーザー像に異変「新型N-BOX」王者ゆえの悩みが先代モデル購入者との比較分析で明らかに

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3代目は、シンプルなデザインになったことで、「親しみやすい」「シンプル」のイメージを伸ばしている。また、「信頼できる」「安定感」のアップは、これまでのN-BOXから正常進化しているためであろう。

一方で、「かっこいい」「先進的」のイメージは低下しており、「安全」は先ほど見た通りすでにレベルが高い状態にあるがゆえに、尖ったイメージ形成には至っていないようだ。

値上げが避けられない時代の主力商品

N-BOXは今も「売れ続ける王者」だが、「N-BOX→N-BOX」への乗り換えという購入者層の固定化と、購入者のボリュームゾーンが高齢化しているのは気になるところ。

いわゆる新車効果が落ち着き、ライバルたちも力をつけてきたいまがN-BOXの勝負どき(写真:本田技研工業)

価格は上がり、競合各社からも魅力的な商品が投入される中、新規ユーザーの獲得は鈍り、商品評価の軸も「真新しさ」から「当たり前の安心」へと変わってきている。購入理由が「慣れ」「安心」「失敗しない選択」に寄っていくのは、王者ゆえの悩みだろう。

これらの現象はN-BOXだけでなく、「値上がりしていく時代の主力商品の運命」を象徴しているのではないか。

主力商品が値上げしてく時代に、どのような顧客構造に変わっていくのか。その議論を先取りしているように見える。

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三浦 太郎 インテージ シニア・リサーチャー

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みうら たろう / Taro Miura

北海道大学大学院理学院卒業後、インテージ入社。自動車業界におけるマーケティング課題の解決を専門とし、国内最大規模の自動車に関するパネル調査「Car-kit®」の企画~運用全般に従事。

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