ユーザー像に異変「新型N-BOX」王者ゆえの悩みが先代モデル購入者との比較分析で明らかに

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新型N-BOXは、他メーカーから新しい顧客を取ってくる“攻めのモデル”というより、既存N-BOXユーザーをしっかり囲い込む“守りのモデル”になっているのだ。

そもそもN-BOXは売れ続けているので、旧モデルからの乗り換えが多くなるのは必然とも言えるが、競合メーカーから新規をあまり取り込めていないとなると、この先少しずつシェアを奪われていくかもしれない。事実、ムーブやスズキ「スペーシア」の力は強まっている。

購入時に気に入った点、それぞれのイメージ

それでは、購入時に考えていたことにも着目してみよう。次に示すのは「購入時に気に入った点」の結果だ。

「スタイル・外観」は大きく変わらず、「乗り心地」「運転しやすさ」が順調にスコアを少し伸ばす中、「内装デザイン」「安全性への配慮」「安全運転支援機能」は新型のほうが低評価である。

特に安全面は、新型になることで確実に高性能化しているのに、それほど評価されていない。安全装備や先進機能は、もはや「あって当然」になっており、差別化要因として評価されにくいステージに入っているといえる。

カタログを見ると非常に多くの安全装備や先進機能が搭載されていることがわかる(画像:本田技研工業)

そのため、それらを「真新しい」ものとして受け取るユーザーは少なく、評価されにくい構造になっているのではないだろうか。このあたりは訴求面でのもったいなさが残る印象だ。

では、3代目、2代目を購入した人たちは、N-BOXに対してどのようなイメージを抱いているのだろうか。次に示すのは、3代目N-BOXを購入した人は3代目N-BOXについて、2代目を購入した人は2代目についてのイメージをそれぞれ回答した結果である。

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