「いつもの味と変わらない」「植物性=物足りないを覆す」 食のインテル『アリアケジャパン』が挑む「肉なしでも旨いラーメン」の衝撃
プラントベースの食品は、動物性と比べ環境への負荷が低い。気候変動問題に加え、コロナ禍以降の健康志向の高まりやベジタリアンを含む訪日観光客の需要拡大などを追い風に、今後日本での市場規模が急拡大することが見込まれている。
実は、アリアケジャパンのアニマルフリーラーメンが誕生するまで、10年以上の歳月がかかった。きっかけは、創業者で特別相談役を務める岡田甲子男氏が「豆乳を作る機械を活用して何か新製品を開発できないか」と提案したことだった。
展示会出展を通じ認知度の拡大図る
顧客からの依頼もあり、研究を重ねる中で、本来は廃棄されることが多い“おから”も廃棄することなく独自技術で製品化。特許を取得している。クリーミーで旨みのあるスープの開発に成功した。
認知度向上のため同社は、25年9月下旬に東京ビッグサイトで開催された「ラーメン産業展」にアニマルフリーラーメンなどを出展。試食品は2日間で1860セットが提供された。
筆者も足を運び試食したところ、個人的には通常の動物性ラーメンと遜色がないと感じた。九州から来た関係者からは「地元の豚骨ラーメンと変わらない」との声も寄せられたという。
出展を通じ、空港関係、サステナブルな社食メニューの提供を検討する事業者、海外にフランチャイズ店を展開するラーメン事業者などから引き合いがきているという。
白川社長は、「動物性原料を使っていないので、欧米に輸出する際に、障害にならない」と期待を示す。欧米では、環境への配慮や動物福祉の観点などから、動物由来の商品の審査や規制が厳しい。
アジアでは、同社インドネシア工場がハラル認証を取得している。白川社長は2026年にムスリムの訪日客を念頭に、「アニマルフリーラーメンから一歩踏み込んで、ハラル認証付きのラーメンスープを(同工場から)輸入することを検討している」という。



















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