【タイで最新モデルが発表、2026年に新型投入予定】世界中から愛されるトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」のタフネス

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6代目ハイラックスのシート
6代目ハイラックスのシート(写真:トヨタ自動っ車)

ちなみにハイラックスは、昔からパートタイム4WD機構を採用しており、普段は2WD(FR)で走行することも可能。ドライの舗装路などでの燃費向上や軽快な走りも味わえる。また、4WDには、滑りやすい路面で使うものの、ある程度の高い速度にも対応する「H4」というモードと、速度は遅くなるがより強力な駆動力を発揮する「L4」というモードも設定。

さらに、前輪には、左右輪の回転差をなくし直結状態とし、悪路走破性を高める「デフロック」という機能も搭載。先代では切り替える際、一旦停止し、左右の前ホイール中央にあるダイヤル(フリーホイールハブ)を車外に降りてまわす必要があった。一方、6代目は運転席に座ったまま専用レバーで簡単にモード切り替えができるようになり、より利便性がアップ。雪道などの悪路でも、本格的な4WDオフロードマシン並みの高い走破性を発揮しつつ、使い勝手なども向上していた。

1ナンバー登録ゆえの煩わしさも

1968年発売の初代ハイラックス
1968年発売の初代ハイラックス(写真:トヨタ自動車)

ただし、旅行やレジャーなどで遠方へ行くために高速道路を使う際、ハイラックスの場合は料金が普通車より高くなり、旅費などがかさむのが、やや困った。1ナンバー登録で中型車に該当するためだ。燃料代はディーゼル車だから、ガソリン車よりは多少安い。だが、最近は軽油の価格もかなり高いから、長距離を走ればメリットは出るが、近距離移動中心ならメリットはあまりなかったといえるだろう。

ほかにも、車検は、普通車が新規登録から初回が3年なのに対して1ナンバー車は2年、以後は普通車が2年毎なのに対して1ナンバー車は1年毎となる。また、任意保険も、保険会社の商品によって違いはあるが、1ナンバー車は比較的高い傾向。全体的に維持費の面ではやや高くなることも多かった。

1972年発売の2代目ハイラックス
1972年発売の2代目ハイラックス(写真:トヨタ自動車)

ただし、基本的に世界中で愛用されている商用車であり、頑丈さはピカイチで、故障しにくい。そのため、修理代があまりかからなかった記憶がある。定期的にエンジンオイルさえ変えていれば、10年以上乗っても大きな故障で修理した記憶はない。

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