【タイで最新モデルが発表、2026年に新型投入予定】世界中から愛されるトヨタのピックアップトラック「ハイラックス」のタフネス

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2015年5月にタイで発表された8台目ハイラックス。同モデルは、2017年、13年ぶりに日本導入された
2015年5月にタイで発表された8代目ハイラックス。同モデルは、2017年、13年ぶりに日本導入された(写真:トヨタ自動車)

一方、日本で現在手に入るのは、ハイラックスと三菱自動車「トライトン」のみ(ハイラックスは新型登場のため8代目の生産中止中)。だが、1990年代や2000年代初頭までは、日産の「ダットサントラック」や「サニートラック」、マツダ「プロシード」など、数多くのモデルが各メーカーから国内販売されていた。

とくに1980年代や1990年代は、主に北米のライフスタイルに憧れていたユーザーが多かったように思う。筆者もその1人で、アメリカ人がサーフィンやスノーボードなど、アウトドアスポーツの道具を積んで野山へ遊びに行くスタイルに憧れてハイラックスを購入。以後、合計3台を20年以上乗り継ぐほどの“好きもの”だった。

はじめて手にした5代目

1988年発売の5台目ハイラックス
1988年発売の5代目ハイラックス(写真:トヨタ自動車)

筆者がはじめて購入したのは、1988年に登場した5代目ハイラックス。3.0L・ディーゼルエンジンを搭載する4WDのシングルキャブ・ロングボディ車を購入した。

ちなみにシングルキャブとは、ピックアップトラックのボディタイプの名称で、2ドア・2人乗り仕様のこと。一方、4ドアの4人乗り仕様はダブルキャブと呼ぶ。筆者の場合、全長2000mm程度のオフロードバイクを積載しても、荷台のゲートを閉じられるように、荷台が最も長いタイプを選んだ。

5代目ハイラックスのインテリア
5代目ハイラックスのラインナップ(当時のカタログより抜粋/出展:トヨタ自動車)

当時、ラインナップには、ダブルキャブやシングルキャブのショートボディもあったが、それらの荷台サイズでは、バイクを積むとゲートを閉じることが難しかったからだ。とくに、筆者の場合、ピックアップトラックにオフロードバイクを乗せたスタイルが、アメリカンなテイストを最も感じられただけに、そのフォルムにこだわった。

ただし、2人乗りだから、室内に荷物積載スペースはほぼない。工具やウェアなどバイク以外の荷物も荷台に積むことになり、雨の日はびしょ濡れになってしまうことが難点だった。

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