偏差値よりも環境を重視、「高校で国内留学」がじわり注目を集める理由 《愛知から山形へ》「自分を好きになれた」経験者が語る留学生活のリアル

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豊かな自然と高校生たち
「地域みらい留学」をご存じだろうか。地元以外の公立高校に“留学”する人がじわじわ増えている(写真:一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム)

全国にある指定の公立高校の中から、自分が興味のある高校を選択し、3年間をその地域で過ごす国内進学プログラム「地域みらい留学」。住んでいる都道府県を超えて、高校に通える進学の新しい選択肢だ。

自然が豊かな土地や地域文化が色濃く残る場所など、自ら選んだ新しい環境で高校生活を送ることができる。ここ数年で受け入れ高校や留学生が右肩上がりというが、なぜ盛り上がっているのだろうか。運営元の担当者と、山形県への「地域みらい留学」経験者にインタビューした。

留学生も受け入れ高校も増加中

2022年には90校だった「地域みらい留学」の受け入れ高校は、2025年には173校(25年10月現在)にまで増えた。留学生も2024年は816人、2025年は946人と増加の一途をたどっている。

地域別 地域みらい留学の受け入れ高校
(画像:一般財団法人地域・教育魅力化プラットフォーム)

地域みらい留学事業のマーケティングマネージャーを務める丸谷正明さんはこう語る。

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