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偏差値よりも環境を重視、「高校で国内留学」がじわり注目を集める理由 《愛知から山形へ》「自分を好きになれた」経験者が語る留学生活のリアル

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「これまで遊佐町を盛り上げるために活動してきましたが、大学卒業後は一度ほかの地域でも暮らすことも考えています。また別の場所で吸収したことを遊佐町に還元したいという思いもありますし、ほかの街に魅力を感じればそこで暮らすこともあるかもしれません。自分自身がハッピーでいられる何かを、これからも吸収していきたいです」(小川氏)

留学先は「五感で」合うところを選んで

チャレンジングな地域みらい留学だが、やはり3年間保護者と離れて見ず知らずの土地で暮らすことに不安を感じる人も多い。その不安を解消するため、対面やオンラインの相談会や説明会が頻繁に開催されていて、子どもがすでに留学している保護者の声を聞けるイベントもある。資料だけではわからないリアルな話が聞けると好評だ。

留学先には寮生活をサポートするコーディネーターもいるので、困ったときに相談もしやすい。ただ、アウェイな場所に飛び込むため、最初はなじめずにストレスを抱えることも。小川さんも初めは地元の同級生との接し方がわからなかった。

「地元の子たちは小中学校が同じですでに仲が良いため、最初はどうなじんでいいのかわかりませんでした。ただ、それは向こうも同じで、お互いにリスペクトの気持ちさえ持っていれば、徐々に距離は縮まります。私の場合はクラス単位でのイベントを経験するごとに、仲良くなっていったと思います」と話す。

また、途中で違和感を抱かないためにも、小川さんは留学前に体験プログラムなどで現地を訪れ、「五感で自分に合うところ」を見つけてほしいと言う。説明会で話を聞くだけではわからないことも多いからだ。

「体験プログラムに参加したからといって、必ずそこに留学しなければいけないわけではありません。人によって合う、合わないはあると思うので、難しいと感じて留学をやめることも、1つの決断。

地域みらい留学を調べて説明を聞くこと、体験しに行くことも立派な越境です。その時点で、きっとこれからも大丈夫。可能であれば中学2年生の夏くらいからいくつかの留学先を訪れて肌で感じ、思い出づくりがてら『いいな』と思うところを見つけてもらえたらと思います」(小川氏)

丸谷さんも、地域みらい留学を検討することは、子どもたちが価値観や生き方を考えるきっかけになると話す。何を大切にして、どう生きたいか考えることは、結果的に留学をしなくても自分の生き方を見つめるいい機会になるだろう。

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