幻の天空都市《マチュピチュ》行きの"列車"が大パノラマで驚いた!現地を旅して歴史に触れる「贅沢な旅」
母:もう思い残すことはないわ。
―母さん、散策はこれからだよ!
当時の茅葺の屋根を再現
先生:ここを降りたら、市街地の入り口ですよ。まっすぐ歩くと石切り場です。まだ切りかけの石がゴロゴロ。インカの人々は石の切れ目に木の棒を差し込んで、水で膨張させ、石を割ってから加工したらしいです。
―説明されるとわかるんだけど、よくもまあこんな巨石を切り出したもんですね。
先生:この先は神域。主神殿、神官の館、3つの窓の神殿です。
―見事な石組みで、窓も整然と並んでいますね。
先生:言い伝えでは、インカ帝国初代皇帝マンコ=カパックはこの窓から現れました。往時には茅葺の屋根が施されていたようです。
マチュピチュの建物にはところどころに「出っ張り」があるんだけど、ここに丸太を据えて屋根を茅で葺きました。イチュというイネ科の植物が用いられ、ロープにはリャマの革が使われたということです。
―とかいってると、向こうにリャマの親子が……! かわいくてロープにはできないですね。なんだか、いわくのありそうなオブジェが見えてきましたよ。
先生:あれはインティワタナです。「インティ」は太陽、「ワタナ」は結ぶものという意味で、太陽とつなぎとめるもの、つまり日時計のことです。四角の石柱は、角が東西南北を向いていて、暦を読むために設けられました。
さぁ、メインの広場に出てきましたよ。ここにはワイナピチュにのぼるための準備室ワイナラがあった場所で、茅葺の屋根を施して、当時の雰囲気が再現されています。
―ワイナピチュには登りたかったんだけど、予約がいっぱいだったから今回は諦めました。
母:今度来たとき登るわ。
先生:本当に実現しちゃいそう……。ワイナピチュへはがっつり登山ですから、準備万端でチャレンジしてくださいね。
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