幻の天空都市《マチュピチュ》行きの"列車"が大パノラマで驚いた!現地を旅して歴史に触れる「贅沢な旅」
―あ……、違ったんだ。
先生:ある時期に、マチュピチュはインカの民ケチュア人に打ち捨てられたんだそうです。とはいえ歴史的価値は大きいですよ。あまりにも奥地にあるため、スペインのコンキスタドールにも見つからず破壊を免れたから、往時のままにその姿をとどめているんですね。
―なるほど。今では列車で行けるなんてとても便利。
先生:とはいえウルバンバ川がしばしば増水して、列車が運休することもあります。自然が相手ですから仕方ないんだけどね。今回は予定通りに発車しそうです。
夢のマチュピチュ探訪
―マチュピチュまではシャトルバスで行くんですか?
先生:そうです。マチュピチュはここからさらに400メートル高地にあって、くねくね道を登るんです。歩いていけば2時間かかるけど。
母:ハイキングもいいわね。
―シャトルバスでお願いします。この坂道を登らないと行けないなら、スペイン人が見つけられなかったのも不思議ではないですね。
先生:さぁ、マチュピチュに到着ですよ。
―古ぼけた小屋が連なってます。
先生:向こうの段々畑をのぼると、ついにマチュピチュが姿を現します。古ぼけた小屋はコルカとよばれる穀物の貯蔵庫。遺跡を取り囲むように段々畑が連なっているでしょう。収穫された農作物は、風通しのいいこの場所に貯蔵されたんですね……って、もう先に行ってる!
―うぉおぉ、眼下にマチュピチュが広がっている……!
先生:見張り小屋からのマチュピチュが絶景なんですよね。まさに天空都市。向こうの山はワイナピチュで、まるでマチュピチュ遺跡を守っているようです。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら