やってはダメ!腎臓・膀胱の健康を損なう「冬のNG行動」とは――"腸の環境を整えて排尿問題を改善させる"食事と生活の工夫【医師が解説】

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■抗菌薬は途中でやめないこと

治療として、医療機関では抗菌薬や漢方薬、鎮痛薬などが処方されます。

特に重要なのは抗菌薬の飲み方で、症状が軽くなっても必ず最後まで飲み切るようにしてください。通常、抗菌薬は3〜7日分くらい処方されます。服用開始から1〜2日で症状が改善することが多いのですが、それは細菌が減少しただけで、完全に死滅したわけではありません。

中途半端に服用をやめると、残った細菌が再び増殖し、症状がぶり返す可能性がありますし、再発リスクも高まります。

排泄を整えて全身を健康に

膀胱炎は清潔さの問題ではなく、体の構造上、女性なら誰にでも起こりうるものです。罪悪感を持つ必要はまったくありません。むしろ、正しい知識を持ち、適切な予防策を講じることが重要です。

忙しい日々の中でも、自分の体を大切にする時間も重要です。

毎日の小さな習慣が、長期的な健康を支える大きな力となります。膀胱炎に悩まされることなく、快適な日常を送るために、今日からできることから始めてみてはいかがでしょうか。

谷本 哲也 内科医

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たにもと てつや / Tetsuya Tanimoto

1972年、石川県生まれ。鳥取県育ち。1997年、九州大学医学部卒業。医療法人社団鉄医会ナビタスクリニック理事長・社会福祉法人尚徳福祉会理事・NPO法人医療ガバナンス研究所研究員。診療業務のほか、『ニューイングランド・ジャーナル(NEJM)』や『ランセット』、『アメリカ医師会雑誌(JAMA)』などでの発表にも取り組む。

 

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