50代姉妹が「何もないのに来たくなる」都心の"秘境"小石川植物園の趣――昼食はぜいたくに5200円のうな重、散歩後は小さなカフェへ

✎ 1〜 ✎ 6 ✎ 7 ✎ 8 ✎ 9
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

うなぎでお腹を満たしたあと、歩いて小石川植物園に向かいます。ちなみに小石川植物園は東京大学の附属施設です。そのため、都や区で管理する公園よりいい意味で雑多な感じが残っているのかなと思います。

入園料500円を支払って一歩を踏み出したとき、ちょうど風が吹いてたくさん落ち葉が舞い落ちて、

「わあっ」と、周囲にいた人たちから声が上がりました。

色とりどりの落ち葉の絨毯(写真:筆者提供)

色とりどりの落ち葉が絨毯のように

紅葉の季節なので、普段より入園客が多いようです。とはいえ、ほかの有名な庭園などに比べたら断然少なくて、それもここの魅力の1つです。

前回来たのは初夏頃だったので、園内の雰囲気はかなり違っています。地面には色とりどりの落ち葉が絨毯のように広がっていたり、池の水面にも落ち葉が揺れていたり。群れていたおたまじゃくしたちもとっくにカエルになって、どこかに潜んでいるんでしょう。

何本かあるイチョウの大木の下にはきれいな黄色のイチョウの葉、そして雌株の下のは銀杏(ぎんなん)の実がいくつも落ちていて、独特な匂いを放っています。

「食べたらおいしいのに、誰も拾わないのかねえ」などと下を向いて2人で銀杏を探していると、「ボトン」「ボトン」と、その最中にも実が落ちてきて、

「当たったら臭いし大変!」と、急ぎ足で通り抜けました。

何か目玉になる建物や施設があるわけではないのに、何度も来たくなるこの場所。チマキやおはぎなども食べられる園内の素朴な売店で、食品添加物が入っていないオリジナル手作りのど飴を自分土産に買って、植物園を出ました。

次ページ小さなカフェで甘いひととき
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事