「デリカミニ」を買っているのはどんな人か? ユーザー分析で見えた「デリカ」ブランドの強さ
デリカの初代モデルは1968年までさかのぼる。まずは600kg積の小型トラックで誕生し、あとからワンボックスの「デリカコーチ」が登場。ちなみに、デリカの語源は“デリバリーカー”である。
1979年のフルモデルチェンジで2代目モデル(デリカスターワゴン)となり乗用化が進み、家族レジャーの用途が拡大。
1986年登場の3代目は、「パジェロ」とともにRVブームの中で存在感を発揮した。1994年には「デリカスペースギア」として4代目に。
2007年には5代目「デリカD:5」が登場し、現在まで唯一無二のオフロードミニバンとして独自のポジションを取る。
そして、2023年に今回の主役であるデリカミニがデビュー。デリカブランドのDNAを軽自動車に凝縮し、“軽SUV”としての新たな戦いに挑んだ。アウトドア志向のデザインと日常使いの利便性を両立する軽スーパーハイトワゴンである。
どんなクルマから乗り換えている?
それでは分析に入っていこう。最初のデータは、前有車(=購入する前に乗っていたクルマ)のランキングだ。
メーカー別の結果を見てみると、今回取り上げるどの車種においても同一メーカーからの乗り換えが最も多かった。
特にダイハツの「タントファンクロス」と「タフト」は自社からの乗り換えが多く、それぞれ58%、47%となっており、その次にトヨタが続く。
デリカミニの「三菱からの乗り換え」は37%と、他の車種と比べると多くはない。スズキ、トヨタ、ダイハツ、ホンダと幅広いメーカーから乗り換えが進んでいることがわかる。
なお、デリカミニの「前有車種」は1位:三菱「eKスペース」(7%)、2位:三菱「eKワゴン」(5%)、3位:ダイハツ「タント」(5%)、4位:ホンダ「N-BOX」(5%)、5位:三菱「eKクロススペース」(3%)と、「eKシリーズ」からの乗り換えが多かった。




















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