学費は年間で約800万〜1000万超、高額でも人気なのには訳が?イギリスの「ボーディングスクール」の魅力と事前に必ず確認しておきたいこと
現在イギリスには434校のボーディングスクールがある(25年現在)。学力レベル、クラブ活動、規模、立地などさまざまで、今はインターネットでも情報を集めることができる。ただ、やはり実際に現地に見に行くことに勝るものはない。
「実際に見ることでインターネットだけではわからない学校の様子や雰囲気、生徒が楽しそうに過ごしているかどうか、学校が子どものことをリスペクトしてくれるかどうかなどを感じることができます。子ども自身も自分が生活するイメージがつきやすくなるでしょう。ときには、校長や教師と会って質問をするチャンスもあるかもしれません。何より大事なのは自分の子どもに合った学校を選ぶことです」(ヒューズ氏)
入試はどんな内容?対策は何をやればいい?
行きたい学校が決まっても、当然ながら必ず入学できるわけではない。18歳未満の子どもが単身でイギリスに長期留学する場合、保護者代わりになる身元引受人・ガーディアンが必要となる。ガーディアンの手配やややこしい手続きなどは、エージェントがサポートしてくれることもある。
そして、入学するためには試験があり、内容は日本の入試とだいぶ異なるという。
「共通であるのは英語と数学のテスト、インタビュー、さらにノンバーバル・リーズニング(図形や空間把握など知能テストのようなもの)とバーバル・リーズニング(語彙力などの言語系の発達を測る)がある学校も多いです。インタビューは30分〜1時間ほどで語学力や、子どもが寮になじめるかどうかコミュニケーション能力を測るものです。
準備のためにオンラインの家庭教師を雇う保護者も多いようですが、学校側は教育されすぎた子どもは求めていません。模擬面接の練習くらいはいいでしょうが、ロボットのような回答しかできないというのは避けたほうがいいでしょう」(ヒューズ氏)



















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