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「女子は理系が苦手」はアンコシャスバイアス?批判も多い理系大学「女子枠」拡大の裏で起きている深刻な課題

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  • 中曽根 陽子 教育ジャーナリスト/マザークエスト代表
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大学レベルのことを求められていて、生徒にとってはハードルが高いのですが、「研究テーマを決める際に、高大連携しているお茶の水女子大学の先生が来校し、生徒全員と1対1で面談をして、研究テーマや実験の計画についてアドバイスをしてくださいます。この経験が後に生徒の進路選択に影響を与えていると感じている」と同校の水尾純子教頭。

このサポートをしているのが、お茶の水女子大学のもう1つの研究所、サイエンス&エデュケーション研究所です。

テーマ設定や仮説検証の方法をアドバイス

お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所は、「不思議? 発見! 感動*」を合い言葉に、科学分野における研究という作業を、大衆化させることを目的として設立され、主に科学コミュニケーションスキルを持つ教員養成と、理数好きの子どもを増やす活動をしています。

上:サイエンス&エデュケーション研究所の講師から1対1で理系探究プログラムのアドバイスを受ける(写真:湘南白百合学園提供)、下:東京都北区での理科実験支援事業の様子(写真:お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーション研究所提供)

湘南白百合学園のように、学校から依頼を受けて生徒一人ひとりの状況に合わせて、テーマ設定や仮説検証の方法のアドバイスなどを行うほかに、自治体や教育委員会と連携し、年間を通した理科教育プログラムを提供しています。

話を聞いたサイエンス&エデュケーション研究所の特任講師 植竹紀子氏も、地方自治体の理科教育支援事業を行っていますが、「理数科に苦手意識を持つ生徒は、学校の理系科目の成績が悪いから苦手だと決めつけているケースが多いが、緊張をほぐしながら、具体的なアドバイスをすると目が輝く瞬間がある。また、実際に手を動かして課題に取り組むと、楽しいと感じて理系に興味を持つ」と言います。

次ページが続きます:
【躊躇せずに女子枠を活用しよう】

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