「すぐ使わなくなる…」を解消! 加湿器の"お手入れ問題"解決へ人気3タイプをプロがレビュー
冷水で加湿する超音波式と比べると周辺は濡れにくいが、念のため電子機器のそばには置かないほうがよい。また、超音波式のミストは水蒸気ではなく「水の粒」であるため、空気中を長く漂うことができず、すぐに下に落ちる傾向がある。そのため、床に直置きするのではなく、棚の上などなるべく高い位置に置くことをおすすめする。
加湿器はお手入れがつきもの
加湿力重視でムラなく部屋全体を加湿したいのであれば、ダイニチが優秀。ただし、お手入れはラクで清潔に使い続けられるが、ランニングコストはかかり、本体価格は高価だ。スチーム式は全般的に部屋が寒くなりにくく、加湿能力も高い。お湯を沸かすので電気代は高めではあるものの、山善は240W~480Wなので比較的消費電力は抑えられている。
ステンレスの水タンクは清潔に使い続けられるが、持ち手がないので持ちにくく、熱くなるので取扱いに注意する必要がある。また、加湿時に周辺の湿度が上がりやすいので、結露などに注意が必要だ。
加熱超音波式は、シロカのように雑菌対策があるものは安心だが、お手入れする部品は多い。また、水道水に含まれるミネラルでホワイトダストが発生することもある。
加湿器にはさまざまな方式があるが、共通しているのはきちんとお手入れを行わなければならない点である。特に乾燥した時期には、加湿器を使用することで部屋が潤い、インフルエンザ対策にもなるが、雑菌をまき散らすことで健康に害を及ぼす場合もある。
こまめに掃除できる人であればどの方式でも問題はないが、自信がない場合は、お手入れの頻度や方法について事前に確認することをおすすめする。
加湿器は長所・短所がある。そして、お手入れが面倒くさくなり、使わなくなってしまう方も多い。部屋のサイズや予算に合わせ、自分に合った加湿方式とお手入れのしやすさで選んでほしい。
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